一心館推薦図書 猫の妙術
「猫の妙術」とは?
今日は、とってもオススメの本、「猫の妙術」をご紹介させていただきます!
すごく面白いよ!
犬は出ないのか?
【新品】新釈猫の妙術 武道哲学が教える「人生の達人」への道 佚斎樗山/著 高橋有/訳・解説 価格:770円 |
今から、300年近く前の下総の国、今の千葉県野田市を舞台にしたお話です。
野田市では、今でも「猫の妙術剣技大会」が催されているよ!
コロナで中断ないのか?
江戸時代、「暴れん坊将軍」の徳川八代将軍、吉宗公の頃ですね。
でも、そんな古さはまるで感じられません。
猫の妙術 あらすじ
あらすじ
下総の国に猫と話ができる、勝軒という侍がいて、飼い猫と一緒に暮らしていた。
ある日、勝軒の寝室に、巨大で狂暴な鼠が現れる。
勝軒の飼い猫では鼠に歯が立たず、飼い猫は鼠退治が得意な仲間の猫を三匹、連れて来た。
しかし、鼠は強く、猫達はことごとく失敗してしまうのであった。
「かくなる上は、拙者自ら打ち殺してくれる!」勝軒は木刀を持って鼠に打ちかかるが、まるで当たらない。
何やってんのさ、勝軒?
しっかりしてよ。
四匹の猫達は相談して、もう一匹、年老いた猫を呼んで来ます。
でも、この猫はちっとも強そうに見えません。
大丈夫なんでしょうか?
ところが、このお爺さん猫はいとも簡単に、鼠を捕えて、庭先に逃がしてあげるんです!
うひゃ~!凄いね。
どうやったの?
それは、本に書いてあるよ。
猫と侍の反省会
感服した勝軒は、五匹の猫達に魚を振る舞い、反省会を開く。
鼠を捕らえた老猫の話は人生にも通じる深淵なものだった。
今の世界にも通用するね。
俺も、本当に感心したな。
一心館の稽古では、子供クラスから剣を使います。
でも、決まった型通り、打ち合わせたりしません。
お爺さん猫が言うには、大切なのは、技の中にある真理なんだそうです。
老猫の話
「技も信念も奥義も志も、決まった形を持って固まった瞬間にその人間を縛る。それでは、現実の変化に対応することはできない」
「猫の妙術」は読書感想文の課題にもピッタリです!
一時間くらいで読めますよ。
ラストが本当に感動的です!!!
小学生でも読める本だよ!
ところで、犬もよろしくな!
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